今年1年を振り返って(2007年12.26号掲載)

  早い物で、もう少しでお正月ですね。読者の方々も、今年1年、お忙しくお過ごしになったと思います。お疲れさまです。私も、昨年よりも増して、忙しい1年となりました。1月は、名古屋で展示会、2月は大阪で展示会。4月には、シェラトン都ホテル東京で、第1回関節リウマチサプリメント併用療法研究会を開催。この研究会には、主に慶応医学部出身のリウマチ専門医にお集まりいただき、症例報告や、活発な意見交換が行われましたその後、来年の第2回研究会に備えて、複数の病院で、症例研究が行われています。5月には、パシフィコ横浜で、日本リウマチ学会。その後も、日本医学会、バイオエキスポ、バイオジャパンと展示会が続き、11月に九州大学医学部で開催された、日本補完代替医療学会でも展示を行いました。
  7月には、仙台で開催された日本顎関節症学会で、私どもと共同研究を行った三重大学医学部口腔外科の佐藤先生が、顎関節症用のサプリメントの研究発表され、顎関節症用のサプリメントの研究はわが国では行われていなかったので、大きな反響を呼びました。現在、歯科医院専用品として、商品化を進めています。
  11月には、三重県においては初めての統合医療研究会が発足し、その記念セミナーが開催されました。座長は、鈴鹿医療科学大学の鍼灸学部の佐々木先生で、1回目の研究会には、三重大学学長や附属病院院長も参加され、盛大な研究会となりました。鈴鹿医療科学大学には来春、薬学部が開設されることもあり、今後、三重大学医学部、生物資源学部、鈴鹿医療科学大学鍼灸学部、薬学部、を核として統合医療が研究され、三重県が統合医療の先進県となることが期待されています。私どもも、微力ながら、サプリメントの研究でお手伝いできればと思っております。
  明日、札幌のバイオベンチャーと、打ち合わせがあり、実は、この原稿を札幌で書いております。札幌は、もうすっかり一面の銀世界です。今年は、寒気の南下が早いみたいですね。インフルエンザも流行しそうな気配ですので、皆様も、お体をご自愛いただき、良いお年をお迎えください。
 
第10回日本補完代替医療学会(2007年11.22号掲載)

  11月3日から2日間、博多の九州大学医学部百年講堂において、第10回目の日本補完代替医療学会が開かれ、会員でもあるし、札幌のアミノアップ化学が展示するので手伝って欲しいとの依頼もあったので出かけてきました。この学会では、まさに、私どもが日ごろ行っている補完代替医療の学術的研究が発表される場所で、今回も九州での開催と言うハンデキャップはありましたが、遠く北海道からの参加者もあり、盛況でした。
  補完代替医療とは、通常の医療を補完する立場で代替医療の活用を考えようと言うことです。この考え方は、欧米では広く行われており、現代西洋医学と代替医療がうまく共存しています。しかしながら、そこにはルールがあります。一つは、その安全性が確立している事。もう一つは、西洋医学を尊重すると言う事です。最低これらの事が守られなければ、真の意味での補完代替医療とは言えません。我国では、まだ、補完代替医療の概念が浸透していないために、間違った使われ方がされている場合があります。例えば、「これを飲めば何々が治ります」とか、「薬は副作用があり体に良くないので、これを飲みなさい」とか、中には、先日ニュースにもありましたがある新興宗教が「この水を飲めば何でも治る」と言う例もあります。
  私たちは、西洋医学の進歩により多くの病気を克服してきましたし、まだ克服されていない病気でもずいぶん治療成績が上がっています。これらの事は、これらの病気の治療に関わる医師や研究者の絶え間ない努力の結果だと思います。私も、時々、三重大学へ用事で行きますが、一番遅くまで電気がついているのはやはり医学部です。寝る間を惜しんでも研究されている姿に本当に頭が下がる重いがします。
  前述のアミノアップ化学は、キノコ由来のAHCCと言うサプリメントを使い多くの大学や医療機関で臨床試験を行っています。この臨床試験の目的も正に補完代替医療の考えで行っています。つまり、通常の治療を補完する事により、例えば、抗がん剤の副作用を減らすとか、がん患者のQOL(生活の質)の向上に寄与するとかです。また、私どもが、三重大学医学部と開発した関節リウマチ患者さん用のサプリメントも、患者さんの生活の質の向上に寄与するために開発されました。最後に、このような、補完代替医療にご関心がありましたら、お気軽にお声がけください。
 
顎関節症の話(2007年10.25号掲載)

  顎関節症という言葉は聴きなれない言葉かもしれませんが、最近、若い女性に大変多い、顎の関節の障害です。最近では、ホットドッグの早食い世界チャンピオンの小林尊さんが、世界大会の前に顎関節症になり、口が大きく開けられなくなり、そのことが大きなニュースになりました。また、歌手の松浦亜弥さんが顎関節症になり、歌を歌えなくなりコンサートが中止になったということも。
  顎関節症の症状には、関節の雑音(ゴキゴキ、コキコキ等)、顎の痛み、口が大きく開かない等の症状があります。原因は、色々ありますが、交通事故やけが、また歯ぎしりや、硬いものを食べた事による場合や、最近では、ストレスなども原因と言われています。わが国においては、戦前には顎関節症は無かったと聞いております。この事は、戦後、余り堅いものを食べなくなり、顎の発達が遅れてのではという指摘もあります。確かに、最近の食べ物は、ハンバーガーにしても、パスタにしてもやわらかいものが多く、肉にしても、大変やわらかな物が好まれています。
  先日、取引先の方とお話していましたところ、その方のお嬢さんが、中学で吹奏楽部に入られていてクラリネットを吹かれていたらしいのですが、顎関節症になり、仕方なく吹奏楽部を辞めたと言うお話を聞きました。やはり、長時間にわたり顎に力が加わる事が原因の一つかもしれません。
  顎関節症の治療は、歯科医院や口腔外科で行われています。主な治療法は、スプリントと言うマウスピースみたいなものを就寝中にはめる方法や、痛みがある場合は、鎮痛剤等が処方されます。また、顎の構造上に問題がある場合は、手術なども行われます。また、歯の噛み合わせが悪くそれが原因とされる場合は、歯の矯正なども行われます。
  私どもは、顎関節症の患者さんのQOLの向上に寄与できないかと言う事で、顎関節症の治療の補助となるサプリメントの開発を三重大学医学部口腔外科と行ってきました。2年間の臨床試験の後、ようやく、満足できる結果かでましたので、三重大学と特許を申請し、研究結果については、第20回日本顎関節学会で発表されました。現在、市販化に向け、医療機関等と協議を行っています。
 
これからのサプリメントに必用な要素とは?(2007年9.27号掲載)

  9月19日から21日まで、横浜パシフィコ横浜にて国内最大規模のバイオの展示会が開かれました。私どもは、NPOバイオものづくり中部の一員として、今年で4回目に参加になります。この展示会の大きな特徴は、出展者も来場者も海外の参加者がとても多いと言うことです。展示会初日から、私どものブースにも、韓国の製薬企業や、商社、ニュージーランドのサプリメントメーカー、台湾の製薬企業など、多くの方が訪れてくれました。
  私どもは、関節領域に特化したサプリメントを開発している国内や海外でも珍しいメーカーです。ひょっとすると、世界で一つかもしれません。そのことが、海外からの引き合いに通じていると考えています。私どもが、サプリメントを通常の医療と併用することで、治療成績を上げたり、患者の生活の質の向上に寄与させたいと説明すると、海外の訪問者は、非常に良く理解をしてくれます。このことは、当たり前と言えば当たり前で、欧米では、サプリメントやハーブを使った代替医療が盛んに行われています。また、最近では、韓国でも米国に習い、サプリメントの位置づけが明確化しつつあります。
  わが国では、非常に素晴らしい医療保険制度があり、殆どの医療機関で保険医療が受けられます。この医療制度では、手術や薬剤治療といった法律で定められた治療法しか出来ません。この医療制度が欧米と大きく異なっており、このことがわが国で補完代替医療がなかなか進展しない理由であるとも言われています。
  私どもは、現在、関節リウマチの専門医や、口腔外科医、歯科医の先生方と、共同研究や、研究会などでお付き合いをさせていただいています。最初は、サプリメントなんか効くのかなと首をかしげる先生方が多いのですが、実際に患者さんに使っていただくと、サプリメントも選択肢の一つだなと感じていただく先生が多くなります。
  私どもは、サプリメントが治療の中心になるとは考えていませんが、治療の補助にはなると、多くの臨床試験で実感しています。医学が進歩している中でも、なかなか治療が難しい病気がまだまだあります。その病気の患者さんに少しでも生活の質を上げてもらいたい。このことが、私どもの願いであります。
 
これからのサプリメントに必用な要素とは?(2007年8.30号掲載)

 サプリメント(健康食品)の市場は、2年前位前までは、着実に売上を伸ばしてきました。しかし、あるある大辞典のデータ捏造事件や、アガリクスに関する色々な報道、コエンザイムQ10などの一部のサプリメントの異常な人気の終息などにより、ここ1、2年伸び悩んでいます。また、消費者の方々の動向も、今までは、ブームに流されていた感が否めなかったように思われますが、最近では、インターネットの普及や、厚生労働省や食品安全委員会などの報告が頻繁になされるようになった事などから、今までと違って、健康食品の購入については慎重になっているように思われます。
  昨年の6月5日に、読売新聞の特集で、「中部の医療:サプリメント」と言う記事が載りました。ここでは、「主役は「薬」過信は禁物」と大きく見出しがついています。「三重大学の内田病院長は「病気の予防や健康増進、体質改善を目指すサプリメントは今後、医療の現場でより重要な役割を持ってくる」と話す。ただ、「忘れてはならないのは治療の主役は医薬品で、サプリメントはその補完をするもの。薬と同等の期待を持ってはいけない。」と指摘している。」と締めくくっています。
  私どもは、今年4月に東京で、「第1回関節リウマチ・サプリメント併用療法研究会」をリウマチ専門医や、整形外科医、基礎医学医に集まっていただき開催いたしました。この研究会の目的は、未だ治療が困難とされている関節リウマチにおいて、通常の治療とサプリメントを併用する事により、治療成績が上がるかどうかを科学的に検証するためです。そのために、研究会のメンバーであるリウマチ専門医所属の3医療機関において、現在、症例研究が進められています。この症例研究については、今年11月に開催される「第2回関節リウマチ・サプリメント併用療法研究会」で報告される事になっています。
  最後になりましたが、これからのサプリメントに必要な要素とは、ずばり「客観的な安全性」ではないでしょうか?健康食品だから安全だとか、天然物だから安全だと言うことではなく、是非、客観的な安全性のデータのあるサプリメントをお選びください。
 
第20回日本関節学会(2007.7.26号掲載)

 顎関節症とは、あごの痛みや、雑音、口が開かなくなるなどの症状が起こる状態を言います。その症状を緩和するサプリメントが出来ないかと、三重大学医学部口腔外科と、二年前から顎関節症用のサプリメントの共同研究を開始しました。発端は、関節リウマチ用サプリメントの開発を行っていた時に口腔外科のT教授が顎関節症にも応用できるのではと言うアイデアからでした。関節リウマチとは病態が異なる事から、基本的な配合は変えずに、その他の配合を色々と試してきました。それぞれの配合で臨床試験を重ねて、ようやく満足のいく結果が出たのが今年3月です。
  6月中に、三重大学と共同で特許の申請を済ませて、今月14、15日に仙台で開催された、第20回日本顎関節学会に備えました。15日午前中にポスター発表があり、私も参加させていただきました。聴講される先生も多く、また、質疑応答も非常に活発でした。後で、発表されたS先生と少し、立ち話をしましたが、前日からかなり反響を呼んでいたと言う事でした。
  顎関節症は、私どもの調査では、全国に約1600万人もの患者さんがおられます。若い女性に多いのが大きな特徴です。先日は、ホットドッグの早食い世界チャンピオンの小林尊さんが顎関節症になり、世界大会出場が危ぶまれた事が大きなニュースとなりました。また、昨年には、歌手の松浦亜弥さんが顎関節症になり、コンサートが中止になったことがニュースになっています。身近な例ですと、知り合いのお嬢さんが、吹奏楽部でクラリネットを吹いていたら顎関節症になり、退部せざるを得なかったと言う話もあります。
  顎関節症の治療は、口腔外科や歯科で行われています。スプリントと言う固定具や、鎮痛剤等の薬物療法が行われています。私どもが開発したサプリメントもこういった治療の補助をするものであって、私どもは治療補助食品と呼んでいます。
  統合医療という新しい医療の考え方があります。これは、現代医学と代替医療を組み合わせる事により、治療成績を向上させたり、患者さんの生活の質を向上させると言う医療です。私どもは、関節リウマチや顎関節症と言った疾病において、治療補助食品を併用する事により、患者さんにとって最善の治療となることを願って止みません。
 
顎関節症(2007.6.28号掲載)

 顎関節症とは、あごの関節から音がしたり、痛くなったり口が少ししか開かなくなる 症状を言います。 昨年、歌手の松浦あやが顎関節症になり歌が歌えなくなってコンサートが中止になったことがニュースになりました。わが国では1600万人の患者がいると推定されています。 また東京歯科大学の調査では20代の女性に多いことが分かっています。原因としてはケガなどの外的要因や歯ぎしりなどの異常な歯への圧力、軟骨のすり減りなどがありますが最近では ストレスなどの心理的な要因も示唆されています。 私どもは三重大学医学部口腔外科と二年前から顎関節症用のサプリメントの開発を始めました。 ようやく今年の3月末に臨床試験が終わり安全性と効果の客観的な評価がでました。臨床試験の結果顎の運動時の痛みに対して優位差が出ましたので先週、三重大学と共同で特許の申請を済ませました。
  来月に仙台で開催される第20回日本顎関節学会での発表も予定されています。今秋には商品化を行いたいと思っております。
 
関節リウマチにおけるサプリメント併用療法(2007.5.24号掲載

  先月、4月21日(土)に都ホテル東京にて、関節リウマチサプリメント療法研究会(仮称)の第1回目が開催されました。元防衛医科大学校長の間宮先生や、元川崎市民病院院長の入交先生等が発起人となっていただき、横浜や東京の関節リウマチ専門医20名程にお集まり頂き関節リウマチにおいてサプリメントの可能性を探る研究会が開催されました。
  関節リウマチの治療は、日々進歩しており、生物学的製剤の導入などにより、今まで治癒しない病気と言われていた関節リウマチが、治癒できる病気になる可能性も出てきました。しかしながら、反面、薬剤による副作用の問題も無視できない事実として存在しています。
  最近、医療の世界では、「新しい」「やさしい」「患者中心」「QOL:生活の質」等、患者中心の治療法の確立がようやく始まろうとしています。その背景には、インターネット等の普及により、患者が自分の病気に対して、多くの情報を持てるようになったことかあると考えられます。多くの情報により、患者自らが、医療機関の選択や、治療方法の選択をし始めています。
  関節リウマチにおけるサプリメント併用療法とは、通常の治療とサプリメントを併用する事により、患者のQOL(生活の質)の向上を図るものです。もう少し、具体的に言いますと、なかなか通常の治療では良くならないケースにおいて、サプリメントを併用する事で、症状の改善を図る場合や、肝障害などを起こしているケースで、強い薬剤が使えない時に、補助としてサプリメントを使う場合があります。また、患者さんが、薬剤の副作用を心配して、なるべく薬剤を飲みたくないと言われるケースもあります。
  今回の研究会を契機として、一人でも多くのドクターが、関節リウマチの補助療法としてサプリメントを有効に活用していただき、そのことが、患者さんにとって、新しい、やさしい、患者中心の治療に繋がることを願って止みません。
 
関節リウマチサプリメント研究会発足(2007.4.26号掲載)

  今月21日(土)に、白金台のシェラトン都ホテル東京において、防衛医科大学名誉教授間宮先生を始めとして、都内や横浜で診療されているリウマチ専門医のドクターが15名ほど集まり、関節リウマチにおけるサプリメント併用療法の研究会が発足します。発起人には、3名のドクターと不肖私も名を連ねさせていただいています。この会の座長には慶応大学をご卒業され、神奈川県内で市民病院の院長もされていたI先生にお願いいたしました。I先生とは、弊社のサプリメントの市販後調査にご協力いただいた関係で親しくしていただいています。
  現在、関節リウマチの治療は、生物学的製剤という新しい治療薬の登場で、画期的な進歩を遂げています。しかしながら、まだ、関節リウマチの原因がわからないということもあり、すべての患者さんに効果があるとは言えないのが現状です。今月末から、横浜で開催される日本リウマチ学会には私も参加しますが、生物学的製剤の治療成績の話題が中心となるようです。
  私どもは、医薬品のメーカーではなく、サプリメントの開発メーカーです。サプリメントを通常の治療と併用することにより患者さんのQOL(生活の質)やADL(日常生活動作)の向上に寄与できればと常に考えております。先日、大阪で開催された日本医学会総会に関係会社と出席していた時の話ですが、現在、大阪大学の附属病院において、抗がん剤の副作用を減らすサプリメントの臨床試験が行われています。担当の生体機能補完医学講座の伊藤教授のセミナーの中で、中間報告ですが、なかなか良い結果が出そうだと言われていました。
  サプリメントを通常の治療と併用することにより、治療成績を上げたり、治療薬の副作用を減らしたりすることは、わが国においては、大変、新しい試みです。今回の研究会により、一人でも多くのドクターが、サプリメント併用療法のご理解をしていただけることを願って止みません。
 

関節リウマチにおけるサプリメント併用療法(2007.3.15号掲載

 来月の4月21日(土)に都ホテル東京にて、関節リウマチサプリメント療法研究会(仮称)の第1回目が開催されることになりました。元防衛医科大学校長の間宮先生や、元川崎市民病院院長の入交先生等が発起人となっていただき、不肖私も名を連ねることとなっておりますが、横浜や東京の関節リウマチ専門医20名程にお集まり頂き関節リウマチにおいてサプリメントの可能性を探る研究会を開催します。
  関節リウマチの治療は、日々進歩しており、生物学的製剤の導入などにより、今まで治癒しない病気と言われていた関節リウマチが、治癒できる病気になる可能性も出てきました。しかしながら、反面、薬剤による副作用の問題も無視できない事実として存在しています。
  最近、医療の世界では、「新しい」「やさしい」「患者中心」「QOL:生活の質」等、患者中心の治療法の確立がようやく始まろうとしています。その背景には、インターネット等の普及により、患者が自分の病気に対して、多くの情報を持てるようになったことかあると考えられます。多くの情報により、患者自らが、医療機関の選択や、治療方法の選択をし始めています。
  関節リウマチにおけるサプリメント併用療法とは、通常の治療とサプリメントを併用する事により、患者のQOL(生活の質)の向上を図るものです。もう少し、具体的に言いますと、なかなか通常の治療では良くならないケースにおいて、サプリメントを併用する事で、症状の改善を図る場合や、肝障害などを起こしているケースで、強い薬剤が使えない時に、補助としてサプリメントを使う場合があります。また、患者さんが、薬剤の副作用を心配して、なるべく薬剤を飲みたくないと言われるケースもあります。
  今回の研究会を契機として、一人でも多くのドクターが、関節リウマチの補助療法としてサプリメントを有効に活用していただき、そのことが、患者さんにとって、新しい、やさしい、患者中心の治療に繋がることを願って止みません。

 
ロレンツォのオイル(2007.2.22号掲載

 「ロレンツォのオイル」と言う映画をみた方も多いと思います。この映画は、息子のロレンツォが難病に罹り、医者でもない両親が、必死になって、医学を勉強し、「ロレンツォのオイル」と言う、薬? を開発し、息子を病気から救ったと言う話です。
  実は、昨日、別件で、G大学医学部のS教授のところへ訪ねていった時に、本題の臨床試験(まだ、お話できませんが、難病指定の病気です)の打ち合わせが終わって、雑談していた時に、今回臨床試験するサプリメントが、ひょっとしたら、別の難病にも、使えるかも知れないという話になりました。その時に、見せていただいたのが、「ロレンツォのオイル」のオイルだったのです。
  この難病も、骨髄移植や酵素補充療法など、治療法はあるのですが、まだまだ治療が確立されていないのが現状です。ですから、今でも「ロレンツォのオイル」は、患者にとって無くてはならないものなのです。
  医学が進歩した現在でも、治療法が確立していない難病は、国内で121もあります。私どもが、今年の5月からお手伝いする事になっている臨床試験もその中の一つです。酵素補充療法など新しい治療方法も行われていますが、病気のタイプでは、その方法も使えないことがあります。現在の計画では、国内の二つの大学と、国立病院一つが窓口になり、1年間臨床試験を行う事になっています。そのことについては、患者さんの会のホームページでも簡単に紹介されていますので、時期が来れば詳細をお話できると思います。
  私は、補完代替医療とは、西洋医学をベースにおいて、代替医療を有効利用することだと考えています。「ロレンツォのオイル」にせよ、今回私たちが行う臨床試験にせよ、科学的なアプローチをして初めて、患者さんの真の意味での役に立てると思っています。
 
補完代替医療の今後(2007.1.25号掲載

 本年も宜しくお願いいたします。今年も年始から大阪、東京と年始の挨拶や展示会の出展などで飛び回っています。昨日まで、パシフィコ横浜で第3回統合医療展が開催されていて、展示していました。
  この展示会には、病院や学会なども出展しており、まさしく、現在統合医療を実践している医療機関、企業が集まった、国内では 唯一の展示会です。セミナーでは、大阪大学の伊藤教授が補完代替医療の説明や、現在大阪大学で行われている AHCCの臨床試験の 途中経過など、大変興味深い発表をされていました。また、今後患者主体の治療を行ううえで、統合医療が非常に重要になるとの示唆もされていました。また、特に慢性疾患など 治療に時間を要する 疾患には、補完代替医療が有効利用されれば 治療成績が上がることも示唆されています。
  私どもも、 三重大学医学部と共同開発した 関節リウマチ用サプリメントをリウマチ専門医の先生がたにも、ご協力いただき、サプリメント療法の普及に 力を注いでいます。幸いに私どものサプリメントの開発には、大学医学部、患者さん、国立病院などのご協力を頂いたので、安全性と効果の客観的評価があります。今後、関節リウマチの治療法の一つとしてサプリメント療法が普及することを 願って止みません。また、現在新たに2つのプロジェクトを立ち上げており、一つは顎関節、もう一つは、小児科領域での先天性酵素欠損と言う難病に対して、臨床試験が一つは 始まっていますし、一つは始まろうとしています。今年も私どもは 補完代替医療の分野で 皆様のお役に立てればと思っておりますので、 どうぞ本年もご支援 ご鞭撻宜しくお願いいたします。